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「法座の言葉」について

専徳寺では昭和55年より、
法座が終わるたびに参詣者に葉書を送って来ました。
葉書には参詣へのお礼に続いて、講師の法話の肝要部分、
またそれを承けての住職の法語等を書いてきました。

 

当ページではこれらの言葉を紹介いたします。

 

過去の法話

No.280 菅原 昭生師 (令和2(2021)05/20-21)

 

【讃題】 
たとえ私たちがその救いに背を向けようとも、
摂め取って捨てぬと、どこまでもどこまでもはたらき続ける仏がおられます。
その仏を、阿弥陀如来と申し上げます。

 

親鸞聖人は仰せになりました。

  十方微塵世界の
  念仏の衆生をみそなはし
  摂取してすてざれば
  阿弥陀となづけたてまつる

 

 

【ご法義ウイルス】

 

百年前、新型インフルエンザ(スペイン風邪)にかかった妙好人(みょうこうにん)の浅原才市(さいち)さんは、
こんな詩(口(くち)あい)を作りました。

  かぜをひけば せきがでる 
  さいちが ごほうぎのかぜをひいた
  ねんぶつのせきがでるでる

 

北原白秋も絶賛のお念仏を喜ぶ詩です。

 

いつでもどこでもゴホンゴホン。
一人であってもみんなといてもゴホンゴホン。
出せと言って出せるものじゃない。
出すなと言われてこらえられるものじゃない。

 

そんな風邪の咳を「ナンマンダブ」のお念仏に重ねておられる。

 

パンデミックの中、新型コロナウイルスには感染せず、
お寺でご法義ウイルスに感染します。
お念仏の咳をしながら、共にお浄土へ帰ります。

 

【コロナのおかげで】

 

パンデミックは100年きざみでおこるようだ。
100年前はスペイン風邪といわれた。
200年前はコレラといわれた。

 

だが、スペイン風邪が流行らなければ、
才市さんの咳の詩はできなかったかもしれない。
また200年前、
コレラが流行らなかったら、
「ようこそ ようこそ」で有名な妙好人「因幡の源左さん」もいなかったかも。
様々なご縁がご縁となっていきます。

 

……

 

今、言われているのが「withコロナ」(コロナと一緒に)
「コロナのおかげで」という世界があってもいいのではないか。

 

にげるのではなく、引き受けていく。

 

  「こいのぼり 泳ぐはいつも 向かい風」

 

決して思い通りにならない「生老病死(しょうろうびょうし)」の問題。
いやがるのではなく、
真正面から引き受けて泳いでいける道がある。
阿弥陀様と共に歩む道。

 

  「死ぬるは浮世のきまりなり 死なぬは浄土のきまりなり」(才市)

 

「きまり」は「法(法則)」です。
死んだらしまいは浮世の法。
しかしお浄土へ生まれさせてもらったら、もうさようならはない。

 

「死なない世界に生まれさせてもらうんだよ」という法を、
親鸞さまは「弥陀法(みだほう)」としてお届けくださいました。
その法を私が受け取らせていただく時、
「(親鸞さま、)生まれてきてくださってありがとう」と、
降誕会をおつとめさせてもらいます。

 

(おわり)

 

 

 

(おわり)

 

 


 
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